日記(仮)

授業中に文をしたためます

喫煙始めた話

タバコを始めた。
理由はかっこいいから。


私の大好きな小説、有栖川有栖の火村英生シリーズで主人公が吸っているのに影響されて
私も同じくキャメルを吸ってみている。

でも依存するのが怖いし、体によくないのにビビッて一番ライトで軽いものを
吸っているから人前ではちょっと恥ずかしくて吸えない、
絶対に
(あの女、しょぼいの吸っててワロタ あんなの吸ってるうちに入らんやん)
とか思われているに違いない。
タバコでマウント取るなよ、ダサいな。


タバコを吸おうとしてわかったことは、とにかく喫煙する場所がないということ。
名古屋駅周辺は、大名古屋ビルヂングのB1Fぐらいしか見当たらない。
しかも一度に4人ぐらいしか入室できなくて喫煙にわかの私にとっては最も居ずらい場所である。


仕方なく近所で吸おうとコンビニでカフェラテを買い、お気に入りの公園で一服やろうと
足取り軽く川沿いを歩き、公園に到着すると、一番気持ちよさそうなベンチの目の前に
「この公園では、喫煙はご遠慮いただいております。」
と懇切丁寧に看板が立てられていた。


肩身が狭すぎる。
喫煙数回目にして実感してしまった。
世の中の喫煙者は一体どこでタバコ吸ってんだよ。


結局公園で蚊に刺されながらカフェオレを飲み干し
寂しく自宅のマンションに帰り、人が来なさそうな高層階の階段で誰も来ないでくれ!と
怯えながら一本だけ吸った訳だけれども。


かっこいい喫煙女にはどうにもなれそうにないのは確かだけれど
まだ私の中で「くだらない」より「かっこいい」が勝っているためもう少し続きそうだ。
とりあえず、今は授業中なのだが学校が終わったら携帯灰皿を買いに行こうと思う。